不動産コンサルティングの住宅比較株式会社

スタッフブログ

2021.09.25

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(10)

北野 武

 六本木のカラオケ店。

 ある晩、私は映画監督の北野武さんと隣同士で酒を飲んでいた。店内ではたけし軍団のメンバーが裸でハチャメチャに暴れている。そんな喧噪(けんそう)とは裏腹に、私と武さんとの間にはまるで別世界のように穏やかな時間が流れていた。「耀司さん。おいらさ、映画のネタを8つ抱えてんだ」「8つも? じゃ、1つくらい俺にコッソリ教えてよ」ニヤリと笑うと、武さんは興味深い逸話を語り始めた。…

北野氏が手がける映画の衣装を山本氏が行うきっかけの話が記載されておりました。

映画でファッションショー 男の友情

「映画でファッションショーをやらせてもらいます。」主演女優の菅野美穂さんに面会し独自にイメージを膨らませた。・・・衣装を初めて見た武さんはひどく面食らっていた。ホームレスの衣装だから、擦り切れたジャージのような衣装を想像していたらしい。・・・

男女2着の褞袍は創業16世紀という京友禅の老舗、千總に頼んで仕立てた。費用は1千万超。全て自腹である。でも武さんとの関係はお金ではない。男と男の友情。男気なのだ。

人との繋がりがあるから、人との繋がりを大切にしているからこその出会いがあったのではと感じました。そして相手の思い描くものを超えていくから相手に感動を与えられると思いました。

お客様が気づかない・知らない・欲しい情報、思い描いているものを超えたことをご提案できるように考えていこうと思います。人に影響を与え感動させらる、人を感化する人になりたいと思いました。

感孚風動

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.09.24

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(9)

舞踏と空手

私はなぜかドイツ人の芸術家と気が合うようだ。ブッパタール舞踊団を率いる前衛舞踏家ピナ・バウシュの公演を初めて見たとき、彼女の研ぎ澄まされた究極の肉体表現に大きなショックを受けた。

「二律背反」という言葉が真っ先に頭に浮かんだ。まさに威厳と優雅さが目の前を歩いている感じ。愛と孤独、暴力と優しさ、緊張と弛緩(しかん)……。相反する感情を芸術の域まで引き上げて表現していた。

「理想の女性」モードと融合 「二律背反」

「舞踏家と空手の肉体表現を即興で競演させたいんだ」、前述されているピナ・バウシュとのコラボレーションの記載がありました。動と静、西洋と東洋が対峙し、溶け合うことで新たな前衛空間をつくり出す。コラボレーションの難しさは互いに気兼ねし、譲り合っていたら失敗すること。衝突も恐れぬ勇気と無心があってこそ輝きを放つのだ。

1つの出来事をきっかけに自身の将来が変わっていく、そんな体験を感受性豊かに捉えているかが自身の成長の道かと感じました。たくさんの場があって、出来事があって成長・進歩のチャンスを日々逃していると思いました。気兼ねし、譲り合っていたら失敗すること、きっかけを感じ取れる感受性を意識して成長していきたいと思います。

感受性

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.09.23

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(8)

  オペラ

1990年、旧東ドイツ出身で20世紀を代表する前衛劇作家ハイナー・ミュラーが、なぜかアポ無しで現れ、「ヨウジ、俺と一緒にオペラの伝統を壊さないか?」と誘われたそうです。ドイツのバイロイト音楽祭の演出を任せられました。 

山本耀司氏は、断る理由がなかったそうです。協力的なスタッフが多く恵まれ、パリとドイツを行き来する生活を3年間生活をし、演出を手掛けました。

音楽祭の演出の依頼は、ヴィムのおかげで依頼があったそうです。ご依頼がなければ、働く意味がなくなってしまいます。ご依頼の数は信頼の数であり、日々お客様のおかげで成長ができていることを忘れてはならないと再確認しました。

感謝の心

竹内・中津

2021.09.22

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(7)

兄弟

兄弟みたいだなと思った。

「さすらい」「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などの名作で知られるドイツ出身の映画監督ヴィム・ヴェンダースと初めて会ったときの印象である。場所はパリのポンピドゥー・センター。・・・やりたいことは山ほどある。パリで展覧会などを開いてメディアから「巨匠」扱いされるのは真っ平ごめんだ。

・・・とても不思議な感覚だった。初対面なのに彼の眼を見ただけでなぜか長年の親友のような気持ちが込み上げてきた。

日独敗戦後の廃墟で育つ

日本とドイツは第2次世界大戦の敗戦国。ともに戦争の廃墟で米国の文化の影響を受けて育ったという共通体験を抱えていたことが大きな理由かもしれない。・・・2人は兄弟のような固い絆で結ばれている。

育ってきた環境・成長した環境・経験を得た環境とどういった環境で生活をしたのか、どういった環境を作ったのか、そこでそういう方と出会い何を感じたのかと私は何も考えずにただ何となく日々を送ってしまっていたかと反省いたしました。振り返り、今からこれからそういう環境を作るかを考えて生活していかなければと思い返させていただけました。

日々成長・場を作る

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.09.21

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(6)

殻を破る

居心地が悪くて仕方ない。1981年にパリに参戦して以来、「黄禍」と嫌われていたのに、いつの間にやら「巨匠」と持ち上げられ、揚げ句の果てには「パリコレの救世主」ともいわれていた。

私はため息をついた。「アンチモード」を自任してきたのにモード界のど真ん中に座らされている。日の当たらない周辺部にいるからこそ心に鬱積した怒りや屈辱をバネに仕事ができるのだ。「巨匠」にされたらエネルギー源を奪われたも同然。

周りから評価を受け、認められる状況になったのに自身の成長や業界の進歩が止まると考え、もっと恥ずかしいことをしてみよう。自分を取り戻すために。

目標を持ちここまでやりきっている方でも常に先へ先へと進もうとしているのに自分は現状からの変化を嫌い殻に閉じこもっていると感じました。

何かをしなければ何も変わらない、ただ退化していくだけと改めて認識いたしました。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.09.20

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(5)

モード界

世界のデザイナーと交流

山本耀司氏が世界の多くのデザイナーから影響を受け、多くのデザイナーに影響を与えたことが記載されておりました。

アニエスベー   

力が抜けたそんな空気感がいいなと思い、1984年にオープンした南青山の旗艦店の店づくりにも早速取り入れたくらいだ。・・・まさに自由に生きる女という感じで格好良かった。

アズディン・アライア  

セクシーさを追求する作風は私と対極に位置するが、作品の完成度に関してはもう唸るしかない。しかも彼自身が持つ反骨精神や人間的な魅力に私は親近感を覚えた。メディアにもバイヤーにも一切媚びない孤高の姿勢を貫いた。そんな「ひねくれ者」が私は大好きだ。

アレキサンダー・マックイーン、ソニア・リキエル・・・

多くの方と接点を持ち、多くの影響を受け、多くの影響を与える。私は今まで多くの方と出会って多くの学べる機会を逃しているのだと感じました。相手がどういう考えで何を行っているのか、真意は何だったのかと常に考えていれば、より多くの成長ができたと思います。日々行っている方と私では365日の差が毎年続いています、今までやった方と差を埋めるには量を増やすしかないと思いました。

万象皆我師

住宅比較株式会社 浦和  竹内智哉

 

2021.09.19

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(4)

東コレ

 東京コレクションをテコ入れする構想も浮上する。パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドン・・・。世界には四大コレクションがあるが、東京もその一角に食い込もうとしていた。日本人デザイナーの海外での活躍に加えて、日本自身が世界に影響を与える巨大市場に成長を遂げていたからだ。もともと東コレは日本人デザイナー有志が74年に発足させた「TD6」を母体に運営されていた。個性派揃いのデザイナー同士だけに協調性に欠け81年には「TD6」は解散していた・・・

欧米に伍して発信力強化

 ショーの時期や場所がデザイナーごとにバラバラではバイヤーやメディアが集まらず発信力も高まらない。集団行動が特に苦手な私や川久保さんは「調和を乱す問題児」と見られていたかもしれない。

 私を説得したのは文化出版局の久田尚子さんだった。「欧米に伍して東京の発信力を高めたい」という熱意がヒシヒシと伝わってきた。会話の中身も覚えていない。ただ脳裏に浮かんだのは東コレのテコ入れに情熱を見せる久田さんの顔だった。

(日経新聞 9月19日 抜粋)

 「熱意がヒシヒシと伝わってきた。」「情熱を見せる久田氏の顔だった。」

人を動かすものは熱意であると感じました。会話でもなく、「情熱を見せる顔」。情熱を見せる顔となるほど相手に伝えられているか、その準備はできているか、常に考えているかと振り返ると全く足りていない部分と反省いたしました。熱を持ち、熱を伝えます。

住宅比較株式会社  竹内 智哉

2021.09.19

ビジネスマンのための般若心経①

今の時代、ネットビジネスの時代だという。スピード経営の時代、科学技術の驚異的な進歩とエスカレートしていく利潤の追求に目がくらんでしまって、事業関係者の誰もが大切なものが奪われていることに気づかなかったのではないでしょうか。大切なものとは、人間関係にほかなりません。人間同士の関係です。事業家の先駆者の方々は、こうおっしゃってました。

松下幸之助 「事業を通しての人生観、事業観、社会観を確立すること」

稲盛和夫 「この事業が世のため、人のためになっているかどうかを、つねに考えなければいけない」

森村一左右衛門 「人間は、人を助けなければ自分も生きることはできません。この気持ちをもって教育に打ち込み、経営で得たものを社                        会に還元していきたい」

人のため、社会のためといった感じ方、考え方が、いま必要なのではないでしょうか。

コロナ禍ではありますが、自分さえよければいいという考え方を改め、一人一人がこの考え方をもって行動すれば、良い流れに変わってくるのではないでしょうか。

                            春日部店 赤松 誠

2021.09.18

日経新聞 私の履歴書 を読んで 山本耀司氏(3)

DCブーム

全国の街角に「カラス族」

 山本耀司氏の服作りの基本イメージは、理想の女性をイメージしていることが多いそうです。密着するよりブカっと作業着のような服に憧れを持っており、体と服の間に空気が入る「間」がある方が布地が美しく見え、そして、黒を使う意味は誤魔化しが利かない色であるから、着る側や見る側の視線は派手さに左右されず、造形や美しさが自然に見えるとおっしゃっています。

 DCブームは1980年代全国のあちこちの街角に黒ずくめの服装で髪を短く刈り上げていた「カラス族」が出現していたそうです。81年には田園コロシアム(89年閉園)で開いたショーには8000人も詰めかけたそうです。

 山本耀司氏のおっしゃっている「間」と「自然」は、何においても大切である要素だと感じました。お客様と会話するときの「間」、「自然」に振る舞える行動これを身につけることが、今の私にはまだ足りていないと思っています。私たちはお客様からいただく時間をより良いものとするために精進していきます。

住宅比較株式会社

竹内・中津

土地探し・家づくりのご相談を
お待ちしております。