スタッフブログ
【宅建勉強会の軌跡】第31話
~ 最後の本番 ~
10月の第三週目の日曜日が【宅地建物取引士本試験日】。
年に一度しかないため、その日のために準備する。
【頭の中に知識を溜め込み、その知識を開放する日】。
模試で良い点を取っていても、小テストで良い点を取っていても、
その日に発揮できなければならない。
8月から毎週、市販された模試や、全国宅地建物取引協会が主催する模試等を受けていた。
だいたい合格ラインの周辺に自分の成績がいた。
【宅建業法】の間違えた所だけ抜粋したものを作り、見返せるようにした。
最後の2週間は、宅建勉強会メンバーと追い込みで勉強した。
【同じことを繰り返しやる】ことが出来る精神力がある人は凄いと感心した。
【本番】
緊張や後悔はなく、清々しい感じだった。
本試験は2時間。午後1時~3時。
試験会場に11時30分に着いた。
会場まで歩いていくと、各学習塾の職員が、【試験直前!最終チェック項目30選!】
みたいなものを配っていたりする。それを見て、改めて法改正項目の最終確認出来た。
とても有難かった。
試験は見直しの時間を含めて、ちょうどよいタイミングで終了した。
試験会場からの帰り道、Aくんは「やばいです」しか言わなかったが、おそらく受かっているだろうと予測していた。
試験結果は、私もAくんも【合格】。
7回目の試験で、やっと【宅地建物取引士】に合格した。
嬉しさより、感謝が勝った。
もっと嬉しいと思っていた。
逆に、今後は、自分で重要事項説明書を説明するのだという、未来を見ていた。
早速、県庁へ【宅地建物取引士証】の申請に向かうのであった。
ここまでが【生徒編】でした。明日から【先生編】に入らせて頂きます。
【宅建勉強会の軌跡】第30話
~ 勉強成果分析 どこが弱い ~
宅建本試験まで残り3ヶ月を切った、7月中盤。
講師のTさんから、抜き打ちで過去問をやるとの話があった。
「今年は8月下旬までに過去問10年分を満点取れるようにしよう!」
「そして9月と10月本試験まで、予想問題を解いていこう!!」
とのことでした。
実際、過去問は丸暗記してしまったところもあり、応用問題への対応力が欠けていることが分かる。
もしかしたら、この【丸暗記】が原因なのでは・・・。
過去問を解いていく中で、ウィークポイントをTさんが見つけて話してくれた。
【一番点を稼がなければいけない、【宅建業法】をしっかりやろう】とのこと。
【宅建業法】は、50点満点中20点配点の一番のボリュームゾーン。
ここが、いままで平均で【15点】だというのだ。
合格している人の【宅建業法】は平均17点。
確かに、ここ数年、1~2点差で不合格だ。
ここを埋めるよう、【宅建業法】に集中した。
Aくんは、過去問もだいぶ解けていたし、選択解答肢も2つまでは絞れていた。
予想問題も、Aくんは30点を超えていた。
私も、去年よりは勉強していたし、Tさんから、休日と夜中に【勉強していますか?】と
連絡がくることにも慣れてきた。
あと、Tさんから「いつも9月に入るとボーっとしていることが多いけど、何だろう」と言われ、よく分からなかったが、
【インフルエンザの予防接種かも】ということになり、
今年は注射しないことにした。よく私のことを見てくれているな・・・。
確かに、調子が良かった。【眠気】が、かなり違うように思えた。有難い。
Aくんも私も、本試験前約50日間は、20時~23時まで勉強した。
【もっと前からやっておけば余裕で合格だったかも】
結果、負け犬がいつも思うこと。
最後の追込みでいつも思うこと、最適解は、【毎日コツコツ勉強】だ。
いよいよ、【最後の本番を迎える】。
【宅建勉強会の軌跡】第29話
~ 本当に背水の陣 絶対合格する秘策 ~
【宅建試験に6回も落ちるバカがいるのか・・・】
ここまで自分が【頭が悪い】とは思っていなかった。
営業成績はあまり文句を言われたことは無いし、
それほど営業で劣っていると思ったことはなかった。
ここまで追いつめる(られる)と、【会社を辞める】か【開き直ってやり切る】かだ。
もちろん、会社を辞めるつもりはないので、【開き直ってやり切る】と決めた。
Rくんの同級生、Aくんが入社してくれた。
Aくんも宅建勉強会に参加することになった。
Aくんは笑顔が可愛い、今どきの男の子だ。勉強は出来そうな感じ。
見た目からも分かる、周りに好かれるタイプだ。
同じ事務所にてAくんも一緒に働いていて、講師のTさんも同じ事務所なので、
毎日顔を合わせる。
【夜、事務所で勉強してから帰る】
講師のTさんから言われていることは【 勉 強 時 間 の 確 保 】。
【quality(質)】 より 【quantity(量)】。
なぜならば、どこが試験に出るか決まっていないから。
Tさん曰く、「【テストに出る範囲】はもう分かっているでしょう。だからあとは【勉強量】です。」とのこと。
勤務日は仕事終わりに【事務所で勉強してから帰る】が中心となった。
周りに支えられて、自分の弱さがカバーされている。
人間、どうしても【強み】と【弱み】がある。
私は、【誰かと一緒に】が今までの習慣だったことがよく分かった。
これが掴めてきたので、【誰かと一緒にやる】は通常スタイルで、
【自分でやる時間も作る】をプラスすれば良い。これはすごい【秘策】だ。
Aくんは、Rくんと似ていて勉強をしっかりやるタイプなので、とても助かった。
一緒に、仕事終わりの夜の事務所で、勉強し続けていった。
【宅建勉強会の軌跡】第28話
~ 不合格の事実を受け止める ~
またまた宅建試験不合格となり、本当に落ち込んだ。
今までは、不合格になってもそこまで落ち込んでいなかったが、今回は質が違う。
どんな顔して仕事をしたら良いか。
当時はとても悩んでしまった。
今だったら、【過去は変えられない。正面から受け止めて、今後はどうしていくか。】
自分と約束し、周りに宣言すれば良いと思うのだが、当時は受け止めきれなかった。
N社長と講師のTさんの顔を、数か月間まともに見ることが出来なかった。
私が【丸刈りにした】ことについて、【本当に反省しているならスキンヘッドだろう。どっちにしてもハゲてるんだから。】と、N社長が、全社員の前で言って頂いたことで、少し気持ちが楽になった。
Rくんにも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。ただ、恥ずかしいと思ってしまった。
恥ずかしいと思う気持ちは、おそらく【自分は本当は出来る人間だ】と思っている現れで、プライドが高いのだ。
【不合格の事実を受け止めていたらどうだったろう】
【自分は人より劣っているのだから、合格した人の倍は努力してトントンだ】
と思える人にならねばならない。
不合格になり、少し時期を空けて冷静になった時にそのように思える。
ただ、私の悪い癖は、【喉元過ぎれば熱さを忘れる】だ。
これを何度も人生で体験している。
おかげさまで、その期間(周期)は短くなっているし、自分で気付けるようにもなってきている。
今後はどうするか。
【自分は出来ないのだから、人一倍やらなければならない】と思う訓練から始めなければいけない。
プライドが高い。
この目標達成と関係ない所で私の中に陣取っている【人からよく見られたい自分】は、
この機会に決別して、【何回も落ちているバカなんです、私】と言える訓練を始めた。
2月からまた宅建勉強を開始した。今度こそは【コツコツ勉強して合格する】と宣言した。
【宅建勉強会の軌跡】第27話
~ 宅建本試験 6回目の受験 ~
8月頃から、仕事終わりに会社で勉強していく生活が始まった。
だいたい21時から勉強開始し、24時までという流れだ。
私は「商談があるので今日は勉強会参加できません」と講師のTさんに言うと、
「本当に??」
「商談終わったら戻ってきて30分でも勉強しなよ」
「いや、家でやります」
「本当に???」
上記のやり取りをたまにしていた。
ただ、全話で登場したRくんは、ほぼ毎日19時~23時まで会社に来て勉強していた。
本試験1ヶ月前の9月中旬の模試。
合格ライン35点のテストで、私は33点だった。
Rくんは26点。
私は、今の感じでやっていけば最後は合格ラインに乗って今年こそは合格と思った。
【ここに大きな落とし穴】があった。
Rくんは、19時~24時に時間を拡大して毎日勉強していた。熱冷ましのシートをおでこに貼っていたりしていた。
私は、21時くらいから24時まで、たまに仕事を織り交ぜながら勉強。
本試験直前の模試。
合格ライン34点のテストで、私は32点。Rくんは32点。
Rくんは法学部に通っていて、【権利関係】は得意と言っていたのでそこは点数取れていて、
【宅建業法】で点数を稼ぎ出していた。
私は、万遍なく各分野平均点で、これと言って得意分野がなかった。
いわゆる【無難な点数】といった所だ。
本試験日。
自己採点は、私が30点。Rくんが31点。
通常、合格ラインは33~35点程度だったので、2人とも【落ちた】と思っていた。
しかし、各大手塾の予想合格ラインは、30~32点だった。例年より低く出ていた。
Rくんは、【落ちた】と思っていたらしく、戒めに合格発表前に【スキンヘッド】にしていた。
一ヶ月後の合格発表。 合格点は31点! Rくん合格。
私は、生まれて初めて【丸刈り】にした。
【宅建勉強会の軌跡】第26話
~ 宅建本試験に向かって 刺客Rくん登場? ~
宅建勉強会、講義(授業)も中盤の6月頃、新しいメンバーが生徒として途中参加で加わった。
彼はRくん。当時大学1年生。
大学でも【宅建講座】を受講している。
宅建勉強会が行われている水曜日が大学の講義全休だったため、
勉強会に参加を希望してくれた。
「何で宅建勉強会に参加希望?」
「兄が大学1年生で宅建を取得していたのと、父から「取れ」との一言があったためです。」
「そうなんだね。」
実はRくん。弊社社長の次男なんです。
現役大学生で、後ろの扉が閉まっているRくん。
私はひそかにこう思っていた。
【Rくんが参加するのは、N社長が私を合格させるための施策なのではないか】と。
N社長は、今まで下記のような手を打ってくれていた。
・お弁当代作成
・先輩営業マンTさんが講師
だが、合格出来なかった。
小学生のころから知っているRくんが宅建勉強会に参加し、
Rくんが受かって私が落ちるようなことがあれば、これは大変だ!
【これを狙ったのか】と、考えていた。
やるしかない!
Rくんは8月末くらいからスパートをかけていた。
大学が終わってから直接住宅比較の事務所に来て、19時~23時くらいまで
自習していた。
Rくんが勉強していてくれるおかげで、私も一緒に勉強するようになった。
「Rくんが受かって私が落ちたら、本気でマズい」
N社長がRくんに宅建を取得させたい気持ちで勉強会参加なのだと思うが、
私は、【私が勉強するための刺客】をN社長が放ったと、今でも思っている。
【宅建勉強会の軌跡】第25話
~ 権利関係 民法って難しい ~
【宅建試験における難関】の【権利関係】。
本試験50点満点のうち、配点が14点(28%)。
大きく分けて4つの分野。
①民法 10問
②借地借家法 2問
③区分所有法 1問
④不動産登記法 1問
合計 14問
合格者のラインは、14点中8点が目安です。
講師のTさん曰く、「②~④の4点は絶対死守!!」とのこと。
「①は民法なので判例等が出るから難しい。間違えても、周りの受験生も間違えるから気にしなくて大丈夫!」とのこと。
民法10点の配点は下記9項目から出題される。
❶ 制限行為能力者
❷ 意思表示
❸ 代理
❹ 時効
➎ 不動産物権変動
❻ 抵当権
❼ 債務不履行と解除
❽ 賃貸借
❾ 相続
Tさんから下記3つを意識することと教わった。
【文章を短く切る】 【誰が誰に何をしたのか】 【相関図を書く】
この3つが出来れば、確かに長文問題や判例は解きやすい。
時間をかけて作戦を実行しなければ、民法は半分も取れないことがよく分かった。
考えが甘かった。合格している人たちはこれをやっていたのかと知った。
【宅建勉強会の軌跡】第24話
~ 法令上の制限 講師Tさんの説明は上手だった ~
【法令上の制限】は、50点満点中、配点が8点(16%)だ。
合格者は、6点を目標にしている。
【都市計画法】と【建築基準法】の初歩中の初歩の知識が問われる。
【土地利用の制限に関わる法律や規制】が出題項目だ。
配点8点の内訳は、
【都市計画法】2問
【建築基準法】2問
【農地法】1問
【土地区画整理法】1問
【国土利用計画法】1問
【宅地造成等規制法】1問
上記が例年出題されることが多い。また、傾向も似ている。
知識として問われるので、実は【宅建業法】の次に点数が取りやすい分野だ。
上記は、講師のTさんから説明があった。
Tさんは、説明するのがとても上手で、暗記が必要な分野もそうでない分野も、【イメージ】で話してくれた。
例えば【都市計画法】は、
【まちづくりを【進めていく】ためのルール】だよ、とのこと。
この地域は【街として発展】、かたやこの地域は【商業として発展】とするなら、
各地域それに合わせてルールを考えていこう、といった感じだ。
だから、その地域独特の【ルール】に合うか合わないかを確認するために、
【開発許可】があり、【許可】なのか、【届出】なのか、その【行為の重要さ】で判断しているんだよ。
【届出】は、もしそれで不具合が出ても、大きな損害がないものだよ等、【イメージ】が先に立つ教え方をしてくれた。
Tさんの教え方、【イメージング】で大きく助かったし、
仕事でもお客様に【例え話】をする上で、Tさんのおかげでイメージして頂く精度はかなり上がった気がする。
Tさんとは、あまり性格は合わなかったが、教え方はとても上手だったと思っている。
活動記録
住宅比較株式会社の新井です。
活動記録更新を怠っておりました😥
本年は、毎週木曜日に更新します。
内容は、日々の活動で感じた事や実体験、共有したい経験や情報を配信していきます!
本日は、弊社で取り組んでいる、JH専任サポート活動を紹介します。
※JH専任サポートとは、エリア限定で土地探ししているお客様のエリアで空地空家調査をして、【売りたい】と【買いたい】をマッチングさせる事業です。
【内容】
お客様土地探しエリアで空地空家調査実施後、空き家の所有者様にDMを送りました。
今回、お電話いただいた方は、施設に5年くらい前から入居されており、お孫様のご自宅へ郵便転送設定しておりました。
所有者様は、お孫様から「こんな手紙がきていた」と言われDMを受け取りました。
その後、お手紙を読んで下さりご連絡をいただきました。
5年前から空き家で、このままではマズイと考えていて、親族は皆、残されても困ると言う意見が多いとのこと。
認知証や放火、倒壊など大きな問題が起きる前に、動きたいと言っておりました。
このように、お客様の土地探しエリアにて、空き家は何件あるのか、その中で困っている人は何人いるのか。を正確に調べて、DMを送り、直接訪問活動させていただき、お話を聞かせていただきます😊
この【困りごと】と【困りごと】をマッチングさせることができるのもJH専任サポートならではです❗
家族にも相談できないようなお悩みを抱えている方もいます。
そんなお悩みを1件でも多く解決して、また空き家を無くし、街を元気にしていきます!
住宅比較株式会社
新井悠希