不動産コンサルティングの住宅比較株式会社

スタッフブログ

2021.10.25

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(23)

フェロー拝命

研究室開設し若手を育成 「簡単に諦めるな」ときに厳しく

2003年、研究開発担当の役員に呼び出された。「フェローになってくれないか」という。

フェローはもともと大学や研究所などで成果をあげた研究者に与えられる称号だ。近年は研究者に限らず企業でも広がってきたが、当時はあまりなじみがなく、私は名誉職的なポストと考えていた。

私は55歳になったばかりで、リチウムイオン電池事業開発室長として電池の改良に取り組んでいた。

次世代の教育、困難を乗り越えるタフな精神力、企業にとっての人材育成と意味を多く考える文章が多くありました。ただ目の前の仕事をできるようにする教育、先を見据えてどういう人物になってもらいたいかを考える教育、企業にとってどういう人物になってもらいたいかを考えた教育、教育にもたくさんの道があり、どの教育に関しても壁を乗り越えるタフな精神力が必要と感じました。

諦めない・やりきる・できない、失敗したのであればできるようにする

お客様への感謝を持ってできるまで叶うまでやり続けます。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.24

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(22)

魔法のフィルム

絶縁材と因縁の出合い 特許囲い込まぬ戦略当たる

他社の電池に使う予定のセパレータ(絶縁材)ですが、ちょっと性能を調べてもらえませんか」

1985年ごろ、違う部署の同僚から頼まれた。この部材は「ハイポア」(商品名)。のちに新型リチウムイオン電池の中核部材に採用され、旭化成の成長事業のひとつに育っていく。このときが最初の出合いだった。

セパレータは電池のプラス極(正極)とマイナス極(負極)を隔て、電気の運び手であるイオンを通す役目を担う。

瓢箪から駒、他社向けの商品開発が自身にとってとても役立つものになった、自身が考えていた用途が実はより役立つ用途を秘めていることがあると知りました。可能性を広げることが大切だと感じました。

特許を取ることに関して、ライバルが増えるが他メーカーからライセンスすることを選んだとありました。何を目指しそのためにどんな方法を選んでいくかが大切と感じました。

お客様が何を求め、本意では何を望んでいるのかを掴み、叶えるための道を探していこうと思います。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.23

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(21)

IT革命

パソコン・携帯に出番到来 設備投資が重荷、合弁から撤退

不思議な光景に見えた。なぜ、これほどの行列ができるのか、と。

1995年11月、米マイクロソフト社のパソコン基本ソフト(OS)「ウィンドウズ95」の日本語版が発売された。英語版の発売から3カ月遅れだったが、家電量販店の店頭には発売日前から大勢の人が並んでいた。

「一部のパソコンマニアの人たちの世界の話かな」。同僚ともそんな話をした。この出来事が、リチウムイオン電池が普及しはじめる号砲になろうとは、

専門分野を伸ばすこと、多方面に渡って事業を展開すること、達成への道はたくさんありますが私自身の力だけで多方面にわたって仕事をすることは難しいと思います。何かを特化するためにしぼっていきます。

吉野氏のマネージャーとしての考え、部下たちの将来をみる考え方も非常に印象的に感じました。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.22

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(20)

ダーウィンの海 

「関心あるけど買わないよ」 企業訪問兼ねても商談進まず

「関心は大いにあるんですが……。でも何に使えるか、よく考えさせてください」

リチウムイオン電池の説明に歩き回っていて、このせりふを何度聞いたことか。そのたびに心が折れた。

「関心がないよ」と言われたのなら、諦めがつく。こちらの戦略が甘いわけで、仕切り直しすべきだ。しかし「関心はあるけど買わないよ」と言われたら、戸惑う。一体なにが足りないのか。苦悩の日々は長く続いた。

戦略が甘い。新商品ができても良い物件があっても、戦略や良いプレゼンができなければ結果にはつながっていきません。今だけの現状の魅力・将来を見越した魅力を相手はのぞんでいる。当たり前にこういう考えで準備できなければならないと感じました。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.21

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(19)

新型電池誕生

初の製品化、ソニーが先陣 対抗へ東芝と合弁会社設立

耳を疑った。

1991年春、驚愕(きょうがく)のニュースが飛び込んできた。ソニーの子会社が繰り返し使える新型2次電池の量産を計画し、それを組み込んだ携帯電話を発売するというのである。

リチウムイオン電池の研究者にとって、携帯電話に搭載できるほど小型で軽量の2次電池の実用化は、もう少し先になると睨(にら)んでいた。それがこの時点で製品化されること自体、ショックだった。さらにそれがソニーと聞いて信じられない思いだった。

自分だけの成果として行なっていくのか、成果を出すために多くの方の協力を得て成果を作っていくのか。ゴールは同じでもその過程や速度、スケジュール、成果の大きさは明らかに変わってくると思いました。

お客様のゴールは同じ、ただそこに向かうために何が最善かを考えていこうと思います。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.20

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(18)

ユーザーワーク

デジカメやビデオに照準 本格的な事業化へ陣容拡大

「50コマの連続撮影ができる新方式のカメラを考えているんです。それを実現できる小型・軽量の電池があるとよいのですが」

東京・日野市にあるカメラメーカー、小西六写真工業(現コニカミノルタ)の開発拠点で、担当者に打ち明けられたときには正直驚いた。当時、電池にそんなニーズがあるとは思いもよらなかった。

新型リチウムイオン電池の試作が進み、以前からつきあいのあった小西六に電池の性能を評価してもらうユーザーワークが始まった。

ユーザーワーク、お客様がどう使い、使い勝手や評価は、何が改善できれば良いか、自分の考えではなく、お客様の声が最優先であることを再度認識いたしました。

お客様に対して、相手に対してどうかということを最優先と考え仕事をしていこうと思います。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.19

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(17)

死の谷

正極材料量産へ窯元訪問 おきて破りの外注 仲間が打開

「使い終えた窯をお借りできないでしょうか」

岐阜県土岐市の郊外を歩くと、窯元がいくつもある。美濃焼として知られる茶わんや皿を焼く窯である。私はそのひとつを訪ね、窯元の主とこんな交渉をしていた。1987年のことだ。

土岐を訪ねたのは、新型リチウムイオン電池のプラス極(正極)の材料の量産が壁に突き当たっていたからだ。電池の原型はほぼできあがり、マイナス極(負極)に使うカーボンは必要な量を確保するメドも立った。

何かを成し遂げようとするときは常に困難な壁にぶつかると思いました。誰もがやったことがないことや今の自分ではできないかもしれない難しいことを成し遂げようとするのだから当たり前です。吉野氏の研究でも自分たちの思惑とは違う周囲の意見が出たりと大変なことが何度も何度も起きているとのことでした。

何かを成し遂げるという経験をたくさん積み、お客様に対しても周囲の方に対しても一つ成長した対応ができるようになりたいと思います。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.18

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(16)

黒ダイヤ

不足材料 他社から入手 3億円強奪事件で聴取受ける

「どんな目的で使うのか、お話しいただけないとサンプルはお渡しできません」

「まだ開発途上の企業秘密なので、それだけは勘弁してください。1キログラムだけでもいただけませんか」

「取引単位は船1隻です。ますます無理ですね」

「そこを何とか……」

1987年、東京駅八重洲口に近い興亜石油(現ENEOSホールディングス)で、私は興亜の営業担当者に平身低頭で頼み続けていた。リチウムイオン電池の試作品をつくるのにこの会社が提供する八重洲の黒ダイヤがどうしても欲しかった。

他社のサンプルを入手するには使い道を伝えるのが礼儀である。しかし、企業秘密のため伝えることはできない。

交渉は平行線を辿り、毎日のように電話で頼み込んだ。・・・

相手に熱意が伝わると動いていただけると思いました。お客様に対してもたくさん接触して、より深く相手の方のことを知り、物件のことも深く深く調べ最適なものであるかを伝えていきます。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

2021.10.17

日経新聞 わたしの履歴書 吉野彰 を読んで(15)

爆発試験場

鉄塊や銃で安全性実験

宮崎県延岡市の中心部から東へ車で約20分。川を渡ると小高い丘に囲まれた広大な工場がある。敷地は東京ドーム10個は優に収まる約15万坪。人里離れた場所に城跡のような土塁が築かれ、普通の工場とはどこか雰囲気が違う。

旭化成の東海(とうみ)工場(当時)。土木工事の発破に使うダイナマイトなど、いわゆる産業火薬の主力工場である。昭和の初め、旭化成は硝酸の量産に成功し、それを原料に火薬製造(化薬事業)に乗り出した。

あらゆる予測を立て、それについての対策や検証を行なっていく。お客様に対してもここまでやったと自分で判断していることがあります。もっとお客様のことを考え、様々なケースに対応できるよう準備していこうと思います。

住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉

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