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【市場】住宅用木材の値下がり続く

こんにちは。住宅比較の森田です。以前ご紹介したように、いま住宅用集成材の値下がりが止まりません。

本日は2月11日の日経新聞より、更に値下がりを続けている住宅用木材を住宅価格と絡めてご紹介します。

▼以前の記事はこちら

住宅用集成材4割安

住宅用集成材の2月時点の流通価格は、2022年前半の過去最高値に比べて4割安を記録。東京地区の、梁に使う平角の問屋卸価格は1月に比べて1㎡あたり9万5000円と、1万円下がりました。この価格は21年後半からのウッドショック期最高値の15万円に比べて37%安です。柱に使うものは2022年8月に比べて44%安。

この原因は住宅需要の鈍化です。2022年4月から12月の持ち家の住宅着工数は前年比で13%減。資材高による住宅価格の上昇が響いています。

昨年のニュースでは、木材高騰と住宅価格の上昇がよく見られ、価格が低くなるのにも相当時差があるだろうと見る声が多数でした。

木材不足→過多へ変化

新型コロナウィルスの影響で在宅需要が高まったことにより、ウッドショックが騒がれたことで世界的に木材不足が強まりました。ウクライナ危機もあって、木材商社は積極的に輸入を増やしました。しかし海外からの調達が増える前に資材不足であった住宅価格の上昇が、国内での持ち家需要を鈍化させたことで大量に在庫を抱えることになったのです。

目に触れやすいネットのブログなどでも、1年程前のものは「木材が高騰して今家を買っても高いし遅い」という記事が見られます。これも需要鈍化の一因かもしれません。

金利上昇によるウッドショックの収束で、集成材の原料「ラミナ」の価格も下がっています。1年半ほど前にご紹介したこの記事以降、2022年4~6月期が最高値だったラミナは、3四半期連続値下がりし続け、今や半値以下です。

今後の影響は?

新型コロナの不景気から立ち直るべく、多少強めな景気回復が世界で行われていますが、1.5倍ほど高値で輸入した木材が大量に余ってしまったのは1社や2社ではありません。日銀は急速な金利上昇は避ける方針ですが、在庫消化を急ぐ企業は価格を下げて売る動きに出るのではと見られています。価格競争がどうなるかは様子見ですが、住宅価格も下がってくる可能性はあります。物価上昇とのバランスを見極めて購入を検討したいです。

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