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【技術】光でウィルスを撃退:STHのCLEANEST NFE2

こんにちは。住宅比較の森田です。

新型コロナウィルスのワクチン接種がようやく始まりましたね。

一般の国民まで順番が回ってくるには未だ時間がかかりそうですが、医療の最前線で戦っている方の光が見えて少し安心した今日この頃です。2月23日の住宅新報では、コロナ禍第一波で悲哀が大きかった北海道の合同会社STHによる次世代抗菌コーティングの技術が紹介されていました。この技術が今後一般住宅に普及すれば、未来においてもウィルスに負けない新しい生活が期待できるのではと思い、ここで共有させていただきます。

STHとは?

光触媒の専門会社として抗菌サービスを展開している札幌の合同会社です。

どんな技術?

光触媒と呼ばれる二酸化チタンの光合成を利用して、光触媒の噴霧等された場所に紫外線を与えることにより有害物質を水蒸気として無害に変化する仕組みを利用した技術です。(STHホームページより引用)

光触媒専門会社【CLEANEST NFE2】のSTH 光触媒施工・販売・防カビ施工 (change-your-life-cleanest.jp)

つまり噴霧した特殊な液体に光を当てることで空気中の酸素や水分を引き寄せて、においや汚れなどを酸化分解するということです。

STHの光触媒:CLEANEST SFE2は太陽光に加え蛍光灯やLED照明などの室内灯、伝他kが付くレベルの明るさでも効果を発揮します。1回のコーティングで続く効果は2年。次世代の抗菌コーティングとして注目されているのです。

新型コロナウィルスに効果あり

何とこの光触媒は「新型コロナウィルスの不活性化」に効果があるのだそうです。奈良県立医科大学微生物感染症学講座の研究グループが検証した結果、加工した光触媒のプラスチック板は接触した新型コロナウィルスを30分以内で検出限界の減少率まで減少させることが分かったのです。大学の検証済というお墨付きの抗菌技術です。

医療現場へ貢献

同会社は地域貢献活動として2020年10月に北海道の留萌市役所、12月に留萌市立病院に抗菌コーティングを施工し、市立病院からは感謝状を贈られています。

コーティングの幅を共同住宅、ホテル → 一般住宅へ

STHは2020年2月に設立され、7月~12月の半年間で約500件もの施工実績をあげています。内訳は介護施設の割合が高いそうです。

介護・医療施設に加え、マンションの共用部やエレベーター、宅配ボックスなど不特定多数が接触しやすい箇所への施工の問合せが高まり、ホテル業界からの引き合いもあるそうです。

同社はこの技術を、より生活に密着した住環境で活用させることを想定しています。既に自社での建売で使用している工務店もあるそうで、大手ハウスメーカーのリフォーム会社も使用を検討しているのだとか。賃貸住宅の退去時クリーニングへの導入も期待できます。

今後は費用対効果の向上と、不動産会社への効果検証を進めていくそうです。完成している建物に施工するより、建築段階で部分ごとにコーティングを施すことで、より低コストで消費者に提供できます。

次世代技術菜だけに今は未だ実証結果も少ないこの光触媒。是非効果検証を重ねて、安心な暮らしをたくさんの人々に届けて欲しいです。

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