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【素材】ハウスメーカー独自品質:PFウッド

こんにちは。住宅比較の森田です。
寒いわ自粛期間中だわで、ついYOUTUBEをだらだら観てしまいます。
動画を視聴しているとき最近よく見かけるのが、イノスの家に使われるPFウッドという木材のCMです。
何となく高性能な木材なんだな、くらいで流してしまっていたのですが、ふと気になり調べてみることにしました。

PFウッドとは、住友林業がイノスの家(:住友林業グループと提携している建設会社)に提供するオリジナル木材のことで、住友林業独自の厳しい検査により厳選されています。一般に流通する木材はつくられたもののほとんどが出荷できるのに対し、PFウッドの合格率はわずかなため、希少性のある木材が出荷されています。

【目視検査】
木材の検査の一種、目視検査の基準は日本農林規格(JAS)に基づきますが、PFウッドはこの基準と同等かさらに優良数値が合格基準です。
例えば木材の割れについて、JASの目視基準よりさらに厳しい基準に加え、木材の角に及ぶ割れは不可、割れの方向も制限しています。
調べていて初めて知ったのですが、この目視基準には、「反り、腐れ、変色、虫穴」という項目があります。
JAS基準は「利用上支障のないこと」でした。もちろんきちんと検査されているとは思いますが、建築後はほぼ目に見えない部分なだけに、「軽微であること」まで厳しく検査済のPFウッドはより安心な木材に感じます。

【含有率検査】
植物であった木を伐採してつくられた木材。内部は水分を多く含んでおり、予め乾燥させておくことで収縮や変形のほとんどない材料になります。狂いがほぼないとされる含水率はおよそ15%以下。しかし一般的に流通する木材は表面の含水率しか測定しないため、芯の部分もともに15%以下とは限りません。
PFウッドは測定に認定マイクロ波式含水率計を使用し、「表面・内部ともに含水率15%以下」を合格基準にしています。

【強度検査】
雪・風など外部からの力に耐えられるのか、構造計算に合った強度を設定し、一本一本検査をしています。
「曲げヤング係数」という指標で調べるのですが、これは建材ごとに異なり、例えばヒノキの規格は約E90。それに対しPFウッド合格建材の数値例はE130。
・・・恥ずかしながら構造力学に明るくないので、建築士の友人にこの数値がすごいのか聞いてみたところ、「それは安心だね。」とのことでした。
木は中心に近づくほど強度が増すようで、E130はその水準なのだそうです。

一生にそう何度もないマイホーム建築。外装にこだわることも大切ですが、見えない素材にもこだわってつくることも、安心で丈夫な長持ちする家づくりのポイントになるのではないでしょうか。
(画像元:https://www.inos-ie.com/ability/03/pf/)

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