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金高騰で住宅ローンも再考?埼玉で考える固定vs変動

こんにちは。住宅比較の森田です。

世界的な金価格が初の1グラム2万円を突破しました。安全資産への資金流入は、住宅ローン金利や円相場にも影響を与えます。埼玉でマイホームを検討中の方にとって、「固定 vs 変動」の選択がより重要な局面に入っています。

ニュースから抑える3つのポイント

  • 金価格の上昇は「ドルへの不信」と「地政学リスク」が背景。
  • 円安が続けば、日本のインフレ圧力や長期金利上昇リスクに波及。
  • 埼玉の住宅購入者は「変動0.475%」か「固定1.60%」かで月々の資金計画が大きく変わる。

相場や金利の比較

仮に埼玉県内で4,500万円の新築戸建を購入、頭金10%、35年ローン(420回)を想定。

金利タイプ金利(年)借入額毎月返済額
変動0.475%4,050万円約104,685円
固定1.60%4,050万円約125,998円

変動型は当初負担が軽い一方、将来の金利上昇時には返済額が増える可能性があります。固定型は月額がやや高めでも長期の予見性に優れます。

金利ストレス表

将来金利が+1%・+2%になった場合の返済ストレスをシミュレーション!

同条件(借入4,050万円・期間35年)で、金利上昇時の月々返済額を試算。

シナリオ想定金利(年)毎月返済額増減(対当初)
変動:当初0.475%約104,685円
変動:+1%1.475%約123,509円+約18,824円
変動:+2%2.475%約144,243円+約39,558円
固定:当初1.60%約125,998円
固定:+1%2.60%約146,965円+約20,967円
固定:+2%3.60%約169,738円+約43,740円

※「+1%」「+2%」は金利水準がそれぞれ1%・2%上昇したケースの概算。実務では変動金利は5年ルール・125%ルール等で反映が段階的になる場合があります。

3分でわかる診断

以下の3問に直感で回答。例示の組み合わせごとに、推奨ローンタイプを提示します。

  1. 月々の返済上限は?(A: ~11万円/B: ~12.5万円/C: ~14万円)
  2. 繰上返済の余力は?(A: ほぼ無い/B: 年20~50万円/C: 年50万円以上)
  3. 金利上昇への不安は?(A: 大きい/B: ふつう/C: 小さい)
回答一例家計タイプおすすめローンタイプポイント
A・A・A(~11万/余力なし/不安大)保守派・家計余白小全期間固定(もしくは長期固定)月額のブレを最小化し、上振れリスクを回避。
B・B・B(~12.5万/年20~50万/不安ふつう)標準世帯・可処分安定固定特約ミックス(10年固定+以降変動)当初10年は金利ヘッジ、以降は繰上返済と金利動向で柔軟に。
C・C・C(~14万/年50万以上/不安小)攻め型・余力大変動型(計画的な繰上返済前提)当初負担を抑え、余力で元本を前倒し圧縮。

上記は一例です。実際は物件価格や世帯収入、学区・通勤条件なども踏まえて最適なローンをご提案します!

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よくある質問

  • Q: 変動金利が上がったらすぐ返済額も上がりますか?
    A: 多くは5年ルール・125%ルールで段階的に反映されます(金融機関により条件差あり)。
  • Q: 固定金利は今後下がる可能性もありますか?
    A: 国債利回りやインフレ率次第ですが、足元は上昇圧力が相対的に強めとみられます。
  • Q: 金価格と住宅ローンは直接関係ありますか?
    A: 直接ではありませんが、インフレや円安を通じて長期金利に間接的影響を与える可能性があります。

※本稿の数値は既定値(物件4,500万円・頭金10%・借入4,050万円・期間35年・金利:変動0.475%/固定1.60%)に基づく概算です。

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