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【お金】共働き夫婦のマイホーム購入で増える「ペアローン」活用法とは?

こんにちは。住宅比較の森田です。

2024年、夫婦で住宅ローンを組むケースが過去最高の約4割に達しました。今回は6月18日の日経新聞より、特に新築マンション価格が高騰する首都圏でますます注目されている、夫婦で協力してマイホームを手に入れる「ペアローン」についてご紹介します。

ペアローンとは?共働き夫婦の強い味方

ペアローンは、夫婦それぞれが個別に住宅ローンを契約し、2本のローンを同時に利用する仕組みです。これにより、単独では借りられない高額の借入も実現しやすくなります。実際、リクルートの調査によると、首都圏での新築マンション購入者のペアローン利用率は37%に達し、20代では特に利用が増えています。

例えば、20代夫婦でペアローンを活用すると、単独よりも平均で1000万円以上多く借りられるケースもあります。さらに返済期間を40〜50年に延ばせば、毎月の返済額を大幅に抑えることが可能です。

ペアローンのメリット 〜夢のマイホームを現実に〜

  • 借入額アップ:夫婦の収入を合算できるため、高額な物件購入が可能に。
  • 返済負担軽減:返済期間を延ばせば、月々の支払いを抑えられる。
  • 若いうちの資産形成:「今買っておけば将来の資産になる」という考え方も多くの若年夫婦に浸透。
  • 税制メリット:ペアローンなら住宅ローン控除もそれぞれ利用可能(要件あり)。

実際、5000万円を金利0.7%・35年返済で借りると毎月約13.4万円ですが、50年返済なら約9.8万円と大きな差が出ます。これなら子育てや教育費のピーク時も安心感が生まれます。

気をつけたいペアローンのデメリットとリスク

  • 総支払額の増加:返済期間が長くなる分、支払う利息も増えます。50年返済では約290万円多くなる試算も。
  • ライフプランの変化:出産や育児で収入が減る可能性、転職・病気・失業など夫婦どちらにもリスクはあります。
  • 金利上昇リスク:変動金利を選ぶ人が77%と依然多く、長期返済では金利変動の影響も長く受けます。

審査に通った「借りられる額」と、家計が無理なく返済できる「借りていい額」は別物です。購入前には夫婦でよく話し合い、将来の働き方や家計の見直し、貯蓄計画もセットで考えることが大切です。

未来志向で賢くマイホーム購入を!

物件価格が高騰する今だからこそ、共働きの強みを活かしたペアローンは魅力的な選択肢です。もちろん、リスクを正しく理解し、ライフプランに合わせた無理のない返済計画を立てることが成功のカギ。

家族の将来像を描きながら、今できる最善の住宅購入を目指しましょう。ペアローンの仕組みを正しく活用すれば、夢のマイホームもぐっと身近な現実になります。

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