いろんな比較
いまの家賃、払いすぎていませんか?
こんにちは。住宅比較の森田です。
最近の調査では、住宅ローン返済が「月収の3割超」に達する世帯が22%にのぼることが分かりました(出典:日本経済新聞 2025/8/30)。さいたま市のファミリー向け家賃は11〜14万円。都内に比べると抑えられるものの、住宅価格高騰でローン負担感は年々増しています。「家賃を払い続けるか、ローンに切り替えるか」は今こそ真剣に検討すべきテーマです。
3つの結論(まず押さえるべきこと)
- 住宅ローン返済が月収3割を超える世帯は増加傾向で、不安を抱える人も25%に上昇。
- 変動金利から固定金利へ移行する動きが強まり、金利上昇リスクを意識する世帯が増えている。
- 借入額を抑えた世帯ほど「適切な選択だった」と感じており、資金計画が満足度を左右している。
さいたまで『月いくらで買える?』相場と比較
例として「さいたま市で4,500万円の戸建」を想定。自己資金10%を入れると借入額は約4,050万円。これを35年ローンで返済すると以下の通りです。
条件 | 月返済額 | 比較対象 |
---|---|---|
変動金利0.475% | 約106,000円 | 埼玉賃貸:11〜14万円 |
固定金利1.60% | 約128,000円 | 都内賃貸:15〜18万円 |
金利+1.0%(ストレス想定) | 約140,000円 | 埼玉賃貸 上限に接近 |
変動から固定へ | 「賃貸より安い」算段であっても、家族計画や将来の金利上昇を想定すると賃貸相場に近づきます。 | 学区や通勤を考えたうえで、返済比率が25%〜30%に収めるのが安全ラインです。 |
※前提:価格4,500万円/自己資金10%/35年・元利均等。金利は「変動0.475%/固定1.60%」。ボーナス返済なしの概算。諸費用・保険等により実数は変動します。
ローカル相場の目安:浦和・武蔵浦和・東川口の駅徒歩15分圏で、4,300〜4,800万円帯が検討ゾーン。与野本町・大宮は相場が一段高めです。
手取り別の“安全ライン”(目安:手取りの25%)
世帯手取り | 安全ライン(月) |
---|---|
30万円 | 75,000円 |
35万円 | 87,500円 |
40万円 | 100,000円 |
45万円 | 112,500円 |
50万円 | 125,000円 |
※一般的な目安です。固定費の多寡や教育費の時期により変動します。
あなたの最適解(例:賃貸から持ち家を検討のご家族)
- 通学・通勤の両立:学区指定がある場合は、浦和・武蔵浦和・東浦和を軸に「通勤45分以内×駅徒歩15分以内」を基本線に。
- 出口戦略:駅徒歩15分以内×築10年以内は売却/賃貸化の選択肢が残りやすい。転勤・住み替え時のリスク低減に。
- 繰上返済の勘所:子どもの進学前に年1回10〜20万円の繰上返済で総利息を圧縮。固定1.6%→1.2%などの局面が来たら「借換の投資回収年数(7〜10年)」で判断。
3分でわかる『購入OK/様子見』診断
- 希望学区は?(例:浦和高校学区/指定なし)
- 通勤時間の許容範囲は?(30分/45分/60分)
- 月々返済の上限は?(10万/12万/14万)
- 金利上昇への不安度は?(高い/中程度/低い)
- 購入予定時期は?(半年内/1年内/未定)
→ 結果は「最適エリア×返済シミュレーション」としてご案内します。
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よくある質問
Q. 頭金はいくら必要?
A. 一般的に1〜2割。4,500万円物件なら450〜900万円。少なすぎると返済負担が重くなり、将来の柔軟性が落ちます。
Q. 変動と固定、どちらが安心?
A. 短期負担は変動が軽いですが、上振れリスクが不安なら固定も選択肢。家計の固定費と将来設計で決めましょう。
Q. 売却しやすい条件は?
A. 「駅徒歩15分以内×築10年以内×学区評価が高い」立地は流動性が保ちやすいです。
出典:日本経済新聞(2025/8/30)
※本稿の数値は既定値に基づく概算であり、実際の条件により変動します。