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【省エネ】時代は発電から蓄電へ

めざましい発展を続けている情報社会の現代ですが、それを支えているのは回線の信号です。通信は、かつて信号を「送るー受取る」だけであったところ、記憶装置の発達でインターネットを流れるデータが爆発的に増えています。日本経済新聞(2021年1月12日)によると、2050年には情報関連だけで世界の消費電力は200倍に膨らむそうです。それだけの電力やエネルギーを化石燃料でまかない続けるのは不可能といえるでしょう。燃やしてエネルギーを得るわけですから二酸化炭素が発生し地球温暖化も進みます。世界は「低」炭素社会を目標に掲げてきましたが解決の道筋はいまひとつ。
そのため「脱」炭素社会をめざし、「再生可能エネルギー」の開発がされてきました。風力や太陽光、地下熱、水力発電など、自然の力でエネルギーを取り込む方法です。しかしこれらは天候に左右されやすく安定した電力供給は難しいです。

そこで世界は今、各国でその不安定な電力を無駄なく使う「蓄電」という視点で研究を進めています。
最有力はリチウム電池。イオンの動きで充放電するものです。しかしリチウムの埋蔵量が世界で偏っているため、化石燃料から脱却しても、今度はリチウムを巡る政権争いのリスクがあります。様々な企業や機関が、リチウムに代わる「たくさんためられて、安い」電池の開発争いをしているのです。

住宅においても、蓄電による省エネルギー化で脱炭素を促進する動きがあります。
三井ホームは2021年1月7日より静岡ガスグループと共に、静岡県内で三井ホームの新築戸建住宅を注文し、環境性能に優れた太陽光発電システムと家庭用燃料電池「エネファーム」を同時に設置した場合、太陽光発電システムが実質負担0円になるサービス「未来発電 G with SHIZGAS ソラーレ」の提供を開始しました。
太陽光発電導入を検討していた方からすれば、その発電で家の電気も給湯もまかなえるエコファームもお得に導入できるのではないでしょうか。
天候の不安定さというデメリットもありますが、「観測史上最大」という異常気象が普通になってきた、そして電力不足が遠い未来でなくなってきたいま、ひとりひとりが災害時にも、これからの未来も安心して住み続けられる家への投資を考える必要があるのかもしれません。

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