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【税金】相続税の仕組み

こんにちは。住宅比較の森田です。私たちの身の回りは様々な税金であふれています。たばこ、お酒が好きな私は最近の増税に冷や汗が止まりません。故人の財産を引き継いだときにも税金はかかります。亡くなった人をしのぶ間もなく10か月以内に手続しなければならないことがたくさんあるのです。その手続きについては以前ご紹介しました。今回はもっと初歩の初歩、相続税とはどんな仕組みなのか、2021年10月2日の日本経済新聞よりご紹介します。

□相続税とは?:相続した財産の金額に応じて支払う税金のこと。収入や資産が多い人の富を再分配する役割があります。

□どのくらい財産があると課税されるの?:課税対象となる財産の総額が「基礎控除額」を超えた場合です。

基礎控除額=法定相続人の数×600万円+3,000万円

例えば亡くなった人に妻と子2人がいた場合、基礎控除額は4,800万円。財産総額がこの金額を上回ると相続税がかかります。

□課税対象となる財産の求め方は?:プラスの資産以外に引き継いだ負債などのマイナス資産も足し引きした結果で求めます。基本的には金銭に見積もることができる財産すべてが対象ですが、墓や仏壇、亡くなった後に受け取った一定額の生命保険金は含まれません。

□どれくらいの人が相続税を納めているの?:国税庁の統計によると、2019年に亡くなった人のうち、相続税がかかった割合は8.3%でした。2015年に基礎控除額が引き下げられたことで課税対象となる割合が高まったようです。相続税を納めるのはお金持ちだけと安心するのは早いということです。課税された財産の4割程度は土地と建物。この数年の地価の上昇により、都市部に持ち家がある場合などは相続税がかかる可能性が高まっています。東京都では相続税の課税対象は亡くなった人の16%に達します。

□相続税が払えるか心配:基礎控除額の引き下げはあったものの、相続税には様々な特例があります。特例を利用した結果相続税がゼロになる人もいます。通常相続税がかからない場合は申告の必要はありませんが、このように特例によって相続税がゼロになる場合は申告が必要になるので注意が必要です。

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