supersales

スーパーセールスの軌跡

凡人がスーパーセールスになるまでの軌跡 - 全30話

上司との出会い

それでは、本文に戻ります。 転職も決まり、4/1に入社をする前日、携帯に連絡が入りました。それは明日から私の上司になる方からの電話でした。(今後はこの上司をN氏と呼びます) 「是非仕事をする前にお話をしておきたい。」 私の心の中では「明日入社なのだから明日でも良いのに…。」 という気持ちでしたが、前職の引継ぎ後に伺う約束をしました。 夜9時ごろ、約束の展示場に到着。 とても愛想の良い…笑顔の裏側に鋭く光る眼光が私を見つめていました。 最初は世間話をしていましたが、転職の理由を聞かれ、前文で書いたような、チェーンストアでの実績や転職理由、住宅営業への自信を自慢するかのように、話しをさせていただきました。 話をている間も、顔はニコニコしながらも、鋭い眼光で私をじっと見つめていました。 私の話が終わるとN氏から一言、 「それで…」 「そんなに前職での経歴があったのなら、そこで一番になればよかったんじゃないの?」 「結局はそこで一番になれないで、辞めてきたわけだから負け組みだよね?」 「過去の素晴らしい経歴は分かりました。」 「それで、あなたは明日から何をどうしたいのですか?」 私は「えっ?」という言葉以外は即答ができないでいました。 と、言うよりはこのN氏にとっては、私の過去には全く興味が無いことに気づきました。 それに「負け組」なんていう言葉を、私は人生の中で言われたことも無かったので、かなりの衝撃を受けてしまいました。 正直「やばい会社に入ってしまったかも…」 頭の中を後悔という言葉がグルグルと回っていました。 それに、何で入社前にこんなことをわざわざ話すのだろうと言う疑問ばかりでした。その後はまともな返答はできなかったと思いますが、2時間くらいの会話で帰宅したと思います。今、考えれば住宅営業としての基本姿勢を教えようとしていたことが、はっきり分かります。過去に縛られていても、未来は無いことを教えてくれていたと思います。私をここに呼んだ理由も、過信している33歳の新人に対して、この業界で成功するためには、早く過去を手放して欲しいという、気持ちだったのだと思います。そんなことも、当時は全く分からず。私の心には、絶対に結果で見返してやるという気持ちでいっぱいでした。 それが、これから4ヶ月にわたる全く売れない暗黒時代の始まりだったのです。