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スペシャリスト達の軌跡

トップセールスだけがたどり着いた結論。
そのSTORY。

interview

スーパーセールスの軌跡第7話「ありがとうは忘れない」(全30話)

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37ヶ月「注文住宅契約」連続達成という成果を出し、今なお現役の某住宅メーカー営業マンの奮闘の「軌跡」。

「注文住宅、連続契約37ヶ月・・・」。その言葉を聞いてビックリする人は少なくないでしょう。
5年くらい住宅営業を続けてきた人なら、そのすごさが分かるでしょう!!しかもこの営業マンは、「住宅展示場の営業マン」です。
・・・という事は、「ローコスト住宅や建築条件付住宅の販売員ではない」ということです!!
さあ、あなたも「スーパーセールスマン」の扉を開きましょう!!きっと「違う世界」がみれるはずです。
(この「スーパーセールスの軌跡」は、2008年9月より連載していた内容を再掲載しています)

店長と設計者の同行のおかげで、契約日と準備いただく契約時金の説明をし、お客様からも契約アポを頂くことができました。
入社して4ヶ月目での初の契約アポ!
正直うれしい…。
しかし、契約のアポを頂くまでのプロセスだけで、注文建築とは「なんてやることが多い」ことか…。
そしてこれからが契約書の作成。
これも何と多くの方のチェックを通り、契約書ができていくのだと関心仕切りでした。本当に建築業とは契約もそうですが、家を造る為に多くの方の協力があるのだとつくづく感心させられてしまいます。
また、社内でも中途社員の私が初契約だと言うことに、関心を示していただき、しかも展示場と同等の物件だと言うことで、たくさんの方からの励ましの言葉を頂くことができました、
ふっと冷静に考えてみると、私とお客様との出会いからの契約のはずが、自分のことのように応援をしていただける…。
それは多分、一棟の受注を上げるための苦しさを皆が知っているからだろうと心から感じることができた。
こんな経験は、自分には今まで全く無いので、うれしい反面、契約日にお断りされるのではないかという不安とプレッシャーを感じるようになっていました。

契約日当日…
確か、仕事終わりの19:00頃に自宅でのお約束でした。
もちろん店長と設計者に同行していただく。
お客様の家へ向かう車中では、既に100棟近くを受注している店長も、60歳近くになる超ベテランの設計者も、今日は何やら緊張した様子。
自分の契約で無いほうが、しかも初契約という言葉が二人を緊張させていたのだと思えました。
どちらかと言えば、わたしの方は「後は任せました!」
という気持ちでした。
そして、お客様の家へ到着。
10分前…ヨシ!
お客様は会社の社長。
仕事が終わって、シャワーを浴びて、お二人ともいつものTシャツ短パン!
何時見ても怪しい…。
まるで準備万端といった状態。
一方の私は、額と手のひらから、何とも言えない気持ちの悪い汗が…。
さっきまでの他人事のような落ち着きはどこに行ったのか…。
そして、今でも店長から笑い話にされる事件が…。
店長より、契約の流れや今後の進め方などの説明の後、本題の契約内容の説明に入るときでした。
その資料はすべて私が持ってきていたので、もちろん店長からはテーブルに出すように言われる。
図面と仕上げ表(建物の詳細表)を入れてきた図面用の袋から出そうとする。
…あれっ!
手が…。
よくあるテレビのコントのように、手がブルブル震えて、中身が出せない!
あせればあせるほどに手の震えが大きくなっていく!
このままでは、まずい!
咄嗟の一言が…。
「店長出ません!」
お客様を含めて全員が私に視線が釘付けでした!
「いいよ、俺が出すから…」
店長からの暖かいお言葉!年下なのに…。
お客様は、二人で顔を見合わせながらニコニコしていました。
そして、普段は契約のときは、何もしないと言っていた設計が、私の出せなかった資料を膝立ちしながら、大汗をかきながらお客様に説明をしている。
今でも感謝です。
正直、この後のことはほとんど覚えていません。
ただ、奥様が出してくれた冷たい麦茶にも手をつけられず、コップまわりの水滴がテーブルまでぬらしていました。

全ての説明が終わり、いざ調印の時、お客様からは、
「本当に展示場と同じ家になるのかが心配だけど、今日のみなさんの一生懸命な姿で何とかしてくれると確信しました。がんばって!」
と同時に、お約束の300万円がテーブルに…。
本来なら、感動があふれてくる時なのでしょうが、まだ契約という実感が沸かず…。
スーパー勤めの性でしょうか、お預かりした300万円をものすごい速さで数えていました!
お客様からも、
「お金数えるのは大丈夫なのね!」
思わず、「スーパーのプロでしたから…。こういうのが得意です。」

店長の教えどおり…。